Career growの想い
『全ての人には「大いなる可能性」と
「なりたい自分になる」チャンスがあると信じています。』
・これまでの仕事は向いていないと思う。自分に向いている仕事があるはず。
・自分には、どんな仕事が向いてますか?
20年のキャリアコンサルタントの経験の中で最も多く聞いてきたクライアントの言葉です。
人は転職をテーマにした時、
まず市場に求人があるかないかの視点で、希望や条件に合う良さそうな仕事、企業を見つけにいくという考え方になりがちです。
ただ、そこには求人の需要と供給という関係性が壁として立ちはだかります。
求人市場の需給バランスの中で選択した企業、職業は、なぜか続ける事が難しい理由が生まれ、
結果転職を繰り返すというループに陥る人が少なくありません。
その場合の主な転職理由は、
・思っていた仕事のイメージとは違った。
・そもそも、やりたい仕事じゃなかった。
・人間関係、職場環境、仕事の内容、条件面で想像していたものと違った、
又、ある程度の期間勤められた場合は
・前とは違ってきた
・希望とは異なる仕事に変更された。
などです。
転職機会も求人の需給バランスに左右される事実の中、
求める企業に出会いたいという期待からエージェントショッピングに走る、
という傾向にあるのが迷走転職のよくあるパターンです。
20年のキャリアでその様子を見て思う事は、
転職とは、市場の需要と供給をベースにするものではなく、
大前提として、まずは、自分の価値観、生きるテーマ、
いわば人生観は何かを知り、それを活動のベースにすべきであるという事です。
根っこのクライアントの価値観や人生観に触れる事なく、
求人の有無のみとなる現状のエージェントの役割に限界を感じました。
迷走転職のループにハマるクライアントの根幹部分にフォーカスし、
本質的価値を知ることで納得感ある転職機会として頂きたいたというのが、私の起業の大きなモチベーションです。
クライアントの根っこにある価値観や人生観に触れ、そこを基軸に転職を考えた時、
その人が望む事が何なのか、本当にそれがしたいのか、の捉え方がそれまでとは変化します。
そのやりたいは実は違った、やらなくてよかった、という事実が見えたりもします。
安易な転職支援ではなく、その人の価値観に合わせて、
【じゃあどうする】のところを見つけにいく。
希望や期待だけで求める理想の企業はないけれど、
見出された価値観に合った職種、働き方や会社ならあるかもしれない。
ないものを「ある化」していくためにその人の価値観を尊重していく
その場合の「ある化」は、もしかしたら現職に残る選択かも知れない。
同じ会社、職種、職位の中で、マインドを変えるだけかもしれない。
自分の居場所、仕事、本来やりたいことを鮮明にし、具体的な方向性を決めていく。
それがキャリアグロー流コーチングスタイルであり、キャリアグローの想いです。